夏休みに向けて
校長 清 水 利 浩
県大会が始まっています。明日は、陸上の大会。そして。柔道、男子バレー、水泳、男女卓球・・・。8月に入り、音楽部の大会へと続きます。また、クラブなどでさまざまな分野で頑張っている皆さんも、多くの大会が控えていると聞いています。それぞれの大会で健闘を祈ります。
本日、タブレット及びホームページに学校だより『志高く』を「声を掛け合う」というタイトルで書きました。これは、本校のある運動部の生徒たちが、大会に臨む姿を描いたものです。ぜひ、あとで読んでみてください。
さて、
「皆さん、腰骨をしっかり伸ばしてください」。
3年生は、修学旅行の2日目、建仁寺にある西来院で、座禅体験を行いました。そして、お坊さんのこの言葉から座禅が始まりました。
「腰骨を立てるということは、今日の座禅体験で一番大事なポイントです。皆さんの背中は、丸まっています」と。
緊張感もあり、自分では、背中は伸ばしているつもりでした。3年生の皆さんの多くも、そう感じていたと思います。
お坊さんは、「私は、今まで多くのスポーツ選手や経済界の方々、芸術家の方々と、お会いさせていただいています。本当に世界の第一線で活躍されている方に会いますと、全く違うのです。何が違うのかというと、皆、背筋がしっかり伸びているのです。びしっと。こう伸びておりましてね。椅子でお話させていただく時にも、背もたれに背中つけて座っている人は、誰もいないですね」。
「1時間、座っても、微動だにしません。体幹がしっかりと出来上がっているのです。ですから、私は、初めて会う方の時は、ぱっと背筋を見るのです。この方は、一流の方だな、この方はそうじゃないのだなって。少し見ればすぐわかります・・・」。
「皆さんのこれからの人生、腰骨を立てて、胸を張って生きてください。これをふだんからずっと続けますと、皆さんの人生は、大きく変わっていきます。もう、背中が丸まって生きている人と、背筋を伸ばして生きている人とでは、皆さんの人生は、本当に変わっていきますので。どうか、しっかりと、腰骨を立てて、胸を張るということを、ふだんの生活でやっていただきたいと思います・・・・・」。
このようなお話でした。
このお話を聞いて、皆さんはどう思いますか。
ふだんから腰骨を立てて、これからの人生を大きく変革してみませんか。
「そうです。頭のてっぺんで、天井をぐっと支えるように、しっかりと腰骨を立ててください」。
昨日、梅雨明けしました。いよいよ夏本番となります。
今年の夏休みは、43日間です。皆さん一人ひとりにとって充実した夏にしてください。