大会でよいパフォーマンスを発揮するために、これまで練習をしてきた。
その練習の成果が、試合(大会)で発揮されるのだ。
これまで何度も対戦しても勝てない相手がいる。また、その相手と対戦することになった。君たちは「どうせ無理」とあきらめますか?
どうしたら、持てる力以上の力を発揮できるだろうか。
私は、こう考えます。
それは、一つでも勝ち上がろうとする「向上心」。
自分の置かれた状況を冷静に見極める「俯瞰する力」と「判断力」。
部員一丸となって全力で取り組む「チームワーク」。
自分に負けない心、すなわち「克己心」。
運動競技だけでなく、勉強、そして様々な生活場面において、取り組む前から、又は、その取り組みの途中において、気の弱さやあきらめ、自信喪失をきたしてしまうことがある。そこで、「克己心」です。このことばの意味するところは、自分の感情にうちかつことです。まさに、粘り強さ、頑張り、忍耐、強気で当たることの必要な場面が、多々あろうかと思います。
チームワークもとても大切です。
でも時に、ピンチをチャンスに変える個の力も大切であると思います。
このことは、数々の苦しい場面に遭遇し、切り抜けてきた君たちならばわかるはずです。来週から学総熊谷市予選が始まります。
熊谷東中生の底力を遠慮することなく発揮してください。活躍を期待します。
令和5年6月13日
校長 清水 利浩