何事もふだんが肝心
校長 清水 利浩
本日は、お世話になります。10月4日の体育祭、先週の東雲祭、そして本日とありがとうございます。合唱祭では、きっと感動されたことと思います。
保護者の皆さまは、学年から配布しております学年通信、また、クラスによっては学級通信も出しております。ご覧になりましたでしょうか。私も、学校だより「志高く」という学校だよりを、テトルを通じて配信し、また、本校のホームページに掲載しております。
最新号は、「ゆずりは」と題して出しました。本校の正門を入ると、左側の植え込みに「ゆずりは」と書かれた老木があります。この木の名前の由来は、春先に新しい葉が出ると、古い葉が落ちることから「ゆずりは」というのだそうです。世代をゆずる樹木として、子孫繁栄などの縁起をかつぐ樹木です。
本校でも、最上級生の3年生から2年生に、いろいろなものが引き継がれています。部活動、そして先日は生徒会役員選挙も行われました。2年生は、この熊谷東中学校の素晴らしい伝統を引き継ぎ、さらに発展させてくれることと思います。
さて、2年生の校外学習は、修学旅行に向けた予行練習の位置づけで、新たに始められた行事です。修学旅行は、来年度の6月2日から2泊3日で実施します。
初めての土地で、仲間と班をつくり、地図とガイドブックを片手に、計画した見学地を巡る。そこでは、様々な困難や課題が皆さんの行く手に立ちはだかることもあるでしょう。「正しい判断を求められる場面」や「たくましい実践力を発揮する場面」がたくさんあるはずです。
仲間と対話を積み重ね、様々な課題に対する解決策を考えてください。この校外学習は、当日だけではありません、もうすでに始まっているととらえてください。何事もふだんの生活が肝心です。
私は、この校外学習が、お子さまが大きく成長する大きな節目となる行事であると考えております。生徒の皆さんも、本気で臨むことと思います。教職員も本気で指導していきます。保護者の皆さまにもご理解をいただき、熊谷東中学校の伝統の一つとして、お子さまの伸びを実感できる行事の一つとしてなるようご理解とご協力をお願いします。
保護者の皆様、本日はよろしくお願いいたします。