今年度から熊谷東中学校の校長になりました清水利浩と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
新3年生、新2年生の皆さん、進級おめでとう。
新3年生は最上級生として、新2年生は中堅学年として大いに羽ばたく、節目となるスタートの日となりました。前期の始業式にあたり、私から3つのお話をします。
一つ目は、「学校は学ぶところ」だということです。
授業はもちろんのこと、学校の内外で経験することも全てが学びです。今、隣にいる
新しいクラスの同級生、そして先生方との新しい出会いも、学びです。
熊谷東中学校の学校教育目標は、「志高く」です。まずは、しっかりと志をもつことです。志をもち、進むべき方向が定まると、力を発揮できるものです。困難や苦労な時があっても、その先にある達成感の方がまさるからこそ、人は頑張ることができるのです。
志を高くもち、「自分はやっていける」というゆるぎない自信と粘り強さをもって頑張ってください。学ぶということはとても奥が深いものです。学ぶことに遠慮はいりません。
二つ目は、「本をたくさん読んで欲しい」ということです。
本との出会いは、知識の量を増やすことになります。あるジャンルの本に出会い、興味を持ち、好きなことを究めて行くためにたくさんの本を読んで欲しいのです。
時に難しい課題にぶつかっても、読み深めて行くと、その課題を乗り越えられるという楽しさを得ることができます。
熊谷東中の図書室には、たくさんの本があります。まずは、様々なジャンルの本を手に取ってください。
三つ目は、「友達を大切にすること」です。学校生活が楽しいかどうかは、友達関係によるところが大きいものです。「みんな仲よく」と言葉では簡単に言いますが、それは、なかなか難しいものです。
情報化社会が進み、SNSなど瞬時に自分の思いを伝えることができる便利な世の中となりました。その便利さは時として、さまざまなトラブルを引き起こしています。そのことを十分に踏まえて欲しいと思います。学校生活が楽しいかどうかは、友達関係によるところが大きいもの。「みんなと仲良く」できるよう精一杯、頑張ってください。
私は、本校の目指す学校像を「正しい判断力とたくましい実践力をもった東中生(がっちゅうせい)が育つ学校」としました。このことについては今後皆さんにお話しします。
東中学校生として、各学年、各クラスの一員として、そして一人ひとりの夢の実現に向けて、「志高く」飛躍できるよう、大いに励んでください。
以上で式辞といたします。
令和5年4月10日
熊谷市立熊谷東中学校長 清水利浩